MEMOS

ちょっと書き留めたかったことなど。

ぜんハリ『渡り鳥コップ シーズン1 第3話』(4/20)

ZEN THE HOLLYWOOD(ぜんハリ)の『渡り鳥コップ シーズン1 第3話』1週間公演初日、緑の日。

 初日は生憎の雨。

 ……私、イベントレポ天気から書き始めること多いんですけど、これには理由があります。天気ってけっこう記憶のキーになることが多い。何年か経っても、「あの大雪の日の!」っていう一言で、ふっと記憶がよみがえってくること、ありますよね。

 お芝居のパートの感想を書いたら無惨なことになったので、先にライブパートのセットリストを書いておこう。お芝居の感想は、読むのオススメしません。

overture
1. 永遠never ever(笠井くんセンター)
2. マジでJINJIN
3. ZENKAI PLAY
4. 青春HAS COME

 昨日アップした好意的な記事と同一人物が書いているとは思えない感想ですが、初日の段階で、ミニライブに3000円払っているのだと腹を括らずに行った私が悪かったのです。

 この日は前から2列目、真ん中寄りの席だった。新作初日、誰も内容を知らないので、開演前の会場はライブ前のようなざわめきがあった。小劇場に足繁く通っていた期間があった私は、開演5-10分前には客席が静まり返って、自分から一番遠い席に座る人が身動ぎしただけでも空気が揺らぐのが分かるような緊張感が大好きなので、この雰囲気のなかで上手く集中できるかな、と不安になった。

 開演時に照明が落ちたけれども、頭上のテレビ画面がぼんやりと暗く光るのが、ひどく不快で、雑な印象を受けた。4500円でこの酷さは凄い。

 アバロンが流れ、メンバーが舞台で使う大道具や小道具を運んでくる。『エアボーイズ』のときは、それが面白いなと思ったんだけれども、今回はあまりそう思えなかった。

 照明がついて、衣裳がお披露目。あまり趣味の良い衣裳ではない、というのが第一印象。アイドルが囚人服って、なんだか意味深長な感じがして、ちょっと、ね。おまけにチャチだ。4500円でこの酷さは(以下略)。『エアボーイズ』はギリギリにチケットをとったのもあって、席が後方だったのだけれども、今回は2列目ということもあって、それぞれの表情が良く見えた。

 第一声は深澤くんで、ちょっと声に力みがあったように思えたけれども、すぐに落ち着いた。応じる横山くんがとても落ち着いていて、あぁこの人が舞台を引っ張っていくんだな、と思った。ストーリーを、ということではなく、場の空気を作っていく俳優、ということ。実際、この1週間公演、私がみた3回のなかで、最も芝居の出来が安定していたのは横山くんだった。深澤くんと横山くんの会話には駆け引きがあって、なかなか。全体的に、この2人がまぁまぁやることやってて、笠井くんが、やることやらなくちゃなとは思ってる、みたいな雰囲気。残りは、うーん……。4500円(以下略)。

 井上くんはおそらく緊張していたのだろう、序盤の台詞で指先が震えていた。次の台詞からは大丈夫だったかな。この日は特に表情が硬くて、ガチガチ。私はハラハラ。井上くんは、ちょっといい声を出すことはできるんだけれども、それだけにならないようにしてほしい。序盤の説明の台詞、あれ、台詞の中身よりも、演出に意味がある。キャラクターについてもっと想像してほしい。お芝居って、自分の台詞を話しているときだけするものではない。台詞がないときの動き、この人だったらどうするだろうって考えているだろうか。

 深澤くんは、短パンになるくだりで、ちょっと目が泳いでいた。あの瞬間は、他のメンバーも客席はどういう反応するかなっていう空気を醸し出していて、甘ったれた子たちだなぁって思わず苦笑。客席から好意的な小さい悲鳴が上がって、あ、ウケたって舞台の空気が緩んだのを、どうにか笠井くんが引っ張り戻せていたのか、いなかったのか。

 阿部くんは暴れたはずみで衣裳がごっちゃごちゃで、阿部くんがどうこうというより、そういうところの調整がごちゃごちゃのまま本番を迎えて4500円……。

 ちょっと前に、高校演劇を題材にした平田オリザの小説『幕が上がる』で、高校演劇はちょっと演技の巧い子が2人いれば成り立つし、あともう1人いれば、かなりなんとかなる、みたいなことが書いてあったなぁと、気が遠くなった。4500円も払ってる自分が情けなくなったね。芝居を観ているのではない、アイドルを観ているのだと必死に自分に言い聞かせていた。ミニライブに3000円だと思うしかないし、次に観にくる22日までに、その心の準備をしておこうと心に決めて、会場をあとにしました。