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MEMOS

ちょっと書き留めたかったことなど。

ぜんハリ 『夏のぜんハリ アチチチ飛び石ツアー in 渋谷CYCLONE』(7/19・第2部)

ZEN THE HOLLYWOOD(ぜんハリ)
7/19 18:00開場、19:00開演
@ 渋谷Cyclone

 7/19,20と2日連続、各日2回公演。私は両日とも夜の第2部のみの参加。

 セットリストは以下。

1. overture
2. アールグレイの季節
3. マジでJINJIN
4. ロンリーPASSION
<自己紹介>
5. エアボーイズ
6. 永遠never ever(阿部くんセンター)
7. 恋のレオパードバトル(深澤くん、阿部くん、横山くん、笠井くん)
<笠浦>
8. BUY or DIE
<笠浦>
9. バージン・マジック
10. ハリウッドルール1・2・5
11. 奇跡のYES
12. 青春HAS COME
13. ZENKAI PLAY
アンコール: バージン・マジック

 7/18の吉祥寺タワレコ、19&20日の4公演、21日の音魂と、4日連続で計6ステージあるなかの、3ステージ目。

 全体的に稽古不足に見えるのは変わらず。間違えてしまうところって、まぐれじゃないことも多い。きちんと洗い出して、ひとつひとつ潰していかないと、また同じところ間違えるなぁ……と思いながら、今後の改善を見守ります。

 皇坂くんが、最初の登壇時に、「緊張しているんですけれども」と言ったのは、あがり症を克服する本とかによく書いてある手法。度々使っているけれども、以前は、緊張より不安が伝わってきたのに対して、だんだんと良い緊張が伝わってくるようになった。「バージン・マジック」のセンターになって、とても気持ちが前に出てくるようにもなった。踊ってるときに、ぽろっと自然な笑顔が出てきているときの彼は、本当に素敵です。

 前日や第1部終演後に横山くんの体調が悪そうだという話は聞いていて、たしかに普段よりも顔色が青く、目元も潤んでいて、心配になる場面があった。1部はもっと辛そうだったらしい。コンディションの心配をされるのは、ステージに立つ人としてかなり恥ずかしいことだとは思うので、心配だと言わないことが優しさな気もするけれども、養生してほしい。

 この日はというか、前回の新三郷に引き続き、この日も赤を降っていた。

 阿部くんは、「ロンリーPASSION」の表情が苦しげで、セクシーというか生々しいし、腰の振りも滑らかになった。ペンライト振るよりも「お姉さん参っちゃったよ、はっはっはー」って豪快に腕組みして仁王立ちするか、頭を抱えるかしたくなった。

「永遠never ever」は、久しぶりに阿部くんセンターで見ました。この曲は少ハリぜんハリ通して一番好きな曲。1月に初めてぜんハリが歌うのを生で見たときは、かなり感動した。アニメで聞くのとは違う新鮮さがあった。タイアップ曲をライブで聞くのとも違う昂揚感があって、それに私はやられてしまった。あの昂揚感は、阿部くんによるところが大きかった。曲中、ずっと阿部くんを見ていた。それで、なんで赤推しにならなかったのかは謎。そんなこんなもあって、阿部くんセンターはとても嬉しかった。この曲でセンターのときの阿部くんは本当に輝いている。

 阿部くんは踊っているときの表情が変わるのか歪むのか分からないくらい大きく変化する。たまに、なんで!?ってタイミングで眼を見開いていることがある。物真似を振られたときの立ち居振る舞いが堂々としすぎて、面白くなくなったかと思いきや、弄られると「もうやだ~」って投げ出しちゃって、弄った側の笠井くんにフォローさせることもあって、散らかっている。最年少って美味しいな。

 深澤くん、個人的なファインプレーは「エアボーイズ」の手前、謎のタイミングで差し込まれた横山くんからの「フラペチーノ」のコール&レスポンスのあと、「もう、次の曲いきたいの!」「やめてほちーの!」「メンバー、せっちゅ!」「せっちゅ!」と猛然と突っ込んでいったところ。身長は小さいのに筋肉質というギャップが、「思いついちゃったからやるしかねぇ!」と言わんばかりの勢いで幼児言葉を発するギャップ、さらに噛んでしまうキャラとも相俟って、深澤氏、やりよる……と思いました。

 三浦くんは、可愛いのかかっこいいのか、よく分からない。黙って立っていればかっこいい、喋りだすと可愛い。笠浦は全面的に可愛い。かっこよく見せようとしている瞬間は、だいたい可愛い。歌って踊って八重歯が見えるときは、ただのヤンチャ小僧に見えるときもあれば、たまに省エネなときもある。最年少の阿部くんと1個しか違わないはずなのに、阿部くんと並んでいて、やたらお兄さんっぽい瞬間と、双子にしか見えない瞬間がある。その比率は公演毎に違っていて、その変化が、彼がいま輝いて見える理由なのかな、と思う。現在、私はいろんな曲で、三浦くんの八重歯が見えるポイントを探しているところです。

「恋のレオパードバトル」は、前回、深澤くん、阿部くん、横山くん、三浦くんの4人で披露された。今回は三浦くんではなく笠井くんが入った。メンバーが流動的になるのは、意外性があって面白かった。数ヶ月前のライブでは、「『にゃん』とか柄じゃないじゃん?」と嘯いていた笠井くんが、最後の一言で「レオパ超楽しかったんだけど~」と言っていたのが印象的だった。間奏で並んで「うっしっし」と笑うところで「はっはっは」と笑ってみたり、「英語なら素敵です」の言い方を工夫してみたり。笠井くんは、ここのところ、観客を楽しませることを楽しもうとする気持ちが伝わってきて、とても好感が持てる。

 笠井くんのファンの方とお話をしていると、整形を疑われるほどイケメンであることもさることながら、ステージと特典会での印象がまったく変わらず、とてもオープンに接してくれることが魅力なんだろうなと思う。

 観客を楽しませることを楽しもうというサービス精神と、飾らないところは、このグループの立派な柱になっている。ただ、たまに肝心なところでガサツになってしまうところがある。「チケットが余ってる」って言ってしまったり、阿部くん弄りすぎたり。阿部くんを弄ったのは横山くんも共犯だし、上手く流せず「もうやだ」って言っちゃった阿部くんも技量不足な点はあるし、実際は仲が良いから言えるのだとも分かる。エアボのスタート、笠井くんと阿部くんが向き合って視線を合わせるときの表情を見るのが私の密かな楽しみになっているくらい、仲が良いのは知っている。しかし、デリケートな話題まであっけらかんとしてしまうのは、少々気になる。席が残っているとか、当日券が出るとか、やんわりと言うものだ。公演の最後に、しっかりと締めてもらえないと、他が良くても、全体の印象が悪くなるので、とてももったいない。

 販促面に関しては、終焉間際の「また明日ね」という言葉、これは複数人から上がっていたような気もするのだが、これにも、やや引っ掛かりを覚えた。ステージに立つ側は翌日も来て当然なのだけれども、観客は違う。その一度の公演で評価、判断されるという緊張感は最後まであってほしい。

 肝心なところでの緊張感のなさは、開演前のアナウンスも同様。これに関しては、翌日には三浦くんによる台本読み上げ形式に変更されていた。

 こういったところでの配慮のなさ、緊張感のなさは、客席にも波及する。それもあってか、この日はマナーの悪さが目立った。初めて来た人が分からずにやっているのではなく、数ヶ月前に問題になっていた行為を、同じ人が繰り返しているような印象も受けた。おそらく、そういう「またか」という気持ちもあって、この晩のtwitterはやや荒れ模様だった。やっと一定の合意形成がされて、それぞれが一定の範囲で自由に振る舞うことができるようになってきた状態で、こういったことが起きるのは、とても残念なことだ。

 ルールの厳格度というのは難しい。「自由な校風」と言われている学校では、自由に振る舞いすぎる子が多くて校則がガチガチになることがある。一方で、「わりと厳しい校風」と言われている学校は、生徒が勝手に節度をもって行動するので校則なんてあってないようなもの、ということもある。どこまでルールが必要かというのは、画一的な基準があるわけではなく、その集団に属する人たちによるものだ。

 こういった荒れ模様になったとき、自分の行動のすべてにお墨付きがほしいという気持ちも、理解できないでもない。しかし、「あの曲のあそこの箇所は?」というのは、「バナナはおやつですか?」というのと変わらない。「良い子」であろうとするために、自ら判断することを放棄し、厳格なルールを要求することは、自分の自由度を狭めてしまうことになる。幸い、運営サイドはネットの反応に柔軟に対応してくださる。「バナナはおやつか」までルールが必要かということも含めて、集団の総意を汲んでいただけるように意見を述べることは悪いことではないと思う。

 そして、そのルールを発信するまでは運営サイトの問題だとしても、柔軟に運用し、観客をコントロールするのはステージに立つ人たちだ。ホールかスタンディングかによる違いもあるし、その日の会場の混み具合、ステージの高さなど、その日によって、様々に状況は異なる。観客は、スタンディング初めてという人もいれば、海千山千の人もいる。「常識」は人それぞれ、状況によっても異なる。なかなか大変だろうけれども、自分たちのパフォーマンスを観客に最大限に尊重してもらえるようなパフォーマンスや態度を見せてほしい。その日、最高に盛り上がっている人を盛り上げるのも大切だけれども、その日、一番つまらなさそうな顔をしている人を楽しませる気迫をもって、頑張ってほしい。私もできるかぎりステージの温度を汲むようにしたい。