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MEMOS

ちょっと書き留めたかったことなど。

「アニメ『少年ハリウッド』ときめきミュージックルーム SPECIAL SUIT LIVE」

出演:
大咲 香(Cv.鈴木裕斗)、カスタマイZ、少年ハリウッド:風見 颯(Cv. 逢坂良太)、甘木生馬(Cv. 柿原徹也)、佐伯希星(Cv. 山下大輝)、富井大樹(Cv. 蒼井翔太)、舞山 春(Cv. 小野賢章) 、ZEN THE HOLLYWOOD、高杉ちえり(原宿ガール)、ミス・モノクローム

9/26 開場16:00 開演19:00
@パシフィコ横浜国立大ホール

 アニメ「少年ハリウッド」10話で描かれた音楽番組「ときめきミュージックルーム」のライブイベント。

セットリスト
1. Life and death(カスタマイZ)
2. うたいたい歌(カスタマイZ)
3. ENDLESS STRIPE(大咲香)
4. PINKY SWEAR(大咲香)
5. 私だけの物語(ミス・モノクローム
6. チェリーチャンス(高杉ちえり)
7. 僕たちのタイムマシーン(高杉ちえり)
8. マジでJINJIN(ぜんハリ)
9. 赤い箱のクラッカー ~let's party~(ぜんハリ)
10. エアボーイズ(ぜんハリ)
11. 青春HAS COME(ぜんハリ)
12. 子鹿のくつ(風見颯)
13. 仁義GREEN(甘木生馬)
14, 青いきゅんきゅんマフラー(佐伯希星)
15. 運気上昇上昇イエローパンチ(富井大樹)
16. Pinkish Heart 愛(舞山春)
17. HOLLY TRIP(少年ハリウッド)
18. ハロー世界(少年ハリウッド)
19. 永遠never ever(全員)
20. NOEL STORY(全員)
アンコール:ハリウッドルール1・2・5(全員)

 気が付いたらずっぽりぜんハリにハマっていた私だけれども、そもそもアニメ「少年ハリウッド」のファンとして、これこそが待ち望んでいたイベント。5月の合同フェスでは揃わなかった「新生少年ハリウッド」の声優5人が揃ったライブイベント。

 ぜんハリの現場を優先するあまり声優イベントに足を運ばなくなり、アニメの放送終了からだいぶ時間が経って、アニメ「少ハリ」に対する熱はかなり冷めていたのだけれども、パシフィコに一歩足を踏み入れた途端、声優イベントに来たぞ~という気分になった。なんといっても、パシフィコ横浜国立大ホール。

 パシフィコ横浜国立大ホールは、私が初めて行った声優イベントが開催された会場。今でこそアリーナクラスの会場でも声優イベントをやるけれども、ちょっと前までは、ここで開催されるコーエー乙女ゲーム、「ネオロマンス」関連のイベントが最大規模の声優イベントだった。「ネオロマンス」関連の作品に出演する男性声優は「ネオロマ声優」と呼ばれ、人気声優や、将来有望な声優が名を連ねている。ちょっと年季の入った声優ファンに出会ったら、とりあえず「ネオロマンス」という単語を出して、どの作品の誰が好きで、いつの「ネオロマンス」イベントに行ったか、みたいな話をすると、だいたい盛り上がれる。そういう声優ファンにとって「聖地」というと、パシフィコ横浜国立大ホール、なのです。たぶんね。そんなわけで、「聖地」に足を踏み入れた途端に、アイドルファンであることを忘れ、声優ファンに出戻って楽しんでしまった。

 イベントは、音楽番組「ときミュ」のライブイベントという構成。

 ぜんハリに関して言えば、出演者のうちの1組として淡々とステージに立っていたのが好印象だった。合同フェスのときのように新曲披露はなく、セットリストはアニメ関連の楽曲のみ。自己紹介も淡泊に名乗るのみ。特典会もなかった。

 5月の合同フェスの1部は「ぜんハリのライブ」だった。中野サンプラザでの60分のライブというのは、6,000枚売ったというぜんハリの達成によるものだった。それに対して、今回のイベントはアニメ「少年ハリウッド」のイベントで、ぜんハリはそこに呼ばれたアーティストのうちの1組にすぎない。だから合同フェスのような感傷を持ち込まずにステージに立ったのだろうと思った。

「マジでJINJIN」や「赤箱」をぜんハリが歌うことがtwitterで匂わされていたので、少ハリに歌ってほしいというような不満も散見した。しかし、これに関しては、少ハリ声優のリハ時間が十分に確保できないから彼らが歌うことになったのだろうと推察するので、ぜんハリがバッシングされる謂れはないのでは。

 パフォーマンスに関しては、少ハリ声優のパフォーマンスが素晴らしかったので、ぜんハリの未熟さが際立った。けれども、大きなステージに呑まれそうな小さな存在感を、私は愛おしく思った。先述した「ネオロマンス」のイベントで、ステージ上で笑顔を保つので精一杯だった新人声優が、いつしか成長し、堂々と客を魅了するようになるのをたくさん見てきた。最近はすっかりアイドルファンだから、「今しかない!」という気持ちで応援しているけれども、この日は声優ファンに心が出戻っていたから、5年10年20年の成長が楽しみだな~という気持ちで応援していた。

 少ハリに関しては、一緒にリハする時間をおさえるのが大変だから、ソロ曲を中心にセットリストを組んで、1期2期OPは5人で歌って、それ以外は他出演者も交えて、という感じになったんだろうなという印象。そんな意地の悪い想像をしつつも、「HOLLY TRIP」が流れてきたときは、少ハリがいるなぁと思って涙が出てきた。2次元と3次元の線引きが曖昧な声オタ脳は便利です。

 声優はステージに立つのは本業ではない。アニメとかラジオとかの合間に自分の歌手活動をしたり、こういうイベントに出演したりしている。必然的に、準備時間は本業の人たちに比べて少なくなる。それでも、並大抵の歌手ではライブができないような大舞台で歌わなければならない。今の声優はそれができることが求めてられているから大変だと思う。ここ数年、芝居だけでなく、こういったステージについても、若手のレベルが非常に高くなっているのを感じる。少ハリを演じている声優は若手声優ばかりだったけれども、とてもステージのレベルが高かった。MCがちょっと散らかってしまったのが可愛かった。

 個人的には、ぜんハリパートよりも少ハリパートの方が「ホーム感」があった。9ヶ月一生懸命アイドル追いかけても、15年ぬるぬると続けてきた声優ファンとしてのアイデンティティを拭い去ることはできないみたい。

 かっきー、独立して個人事務所立ち上げたときは大丈夫かなって思ったけれども、ちゃんと人気が出て良かったなぁ。しみじみ。

 鈴木くんが、「スタイリストさんとスタッフさんと~」という話をしていたのだけれども、このイベント自体にスタイリストがついたのか、鈴木くんが個人でスタイリストさんを頼んだのか、ちょっと気になる。鈴木くんが他のイベントでどうしているかとか、他の声優の衣裳が私服かどうか分かればいいんだけれども、私服を把握するほどきちんと追いかけてる声優ではないからな……。パンフも出してもらえなかったので、調べにくい。パンフほしかった。

 ……というような、余計なことを声優ファンに戻ると考えてしまうので、やっぱりまだ声優沼に戻らない方がいいかもしれない。

 翌日のtwitterで繰り広げられていた「アフタートークの間」が、なりチャのノリで頭を抱えた。

 とっ散らかった感想だけれども、全体的にとても楽しかった。好きな作品のイベントっていうのは、いいものだな~。

 このイベントに先だって10話を見返した。あのカメラアングルとか、ちえりちゃんのリアルな体型とか、ロトスコっぽい作画とか、3Dのミス・モノクロームとか、いいな~って思った。多大な労力が投入されているんだろうなと思う。新人アイドルが初めて音楽番組に出て、いっぱいいっぱいになりつつ頑張るという、大したドラマがあるわけでもない、細やかな場面の細やかさが伝わってくる。古風なキャラクターデザイン、80年代を感じさせる楽曲、見たことのあるような音楽番組、ロトスコっぽい作画。リアリズムについて考えさせられるアニメ。アイドル哲学云々とかキャラ萌え云々とかより、こういうところに惹かれて少ハリ好きになったんだった、という原点を思い出した。